教えることは学ぶこと。学ぶことは教えること。若い人と話をしている時に一番感じることです。興味や探究心の目を持つ若者に教えられることはとても多いのです。僕が尾崎豊さんに会ったのは彼が16歳の頃。ずいぶんいろんな話をしました。生き方の正しい答えなんてないのだから、自分の考え方をしっかり持つことの重要さは彼に教えられました。好きなことをトコトンやってみる。そこが人生のスタートなんです。

Profile＆Works

すどうあきら先生
1952年8月6日富山県生まれ。1977年東京大学英米文学科卒業後、CBSソニー（現SME）入社。1996年より㈱カリントファクトリー主宰。尾崎豊、浜田省吾、村下孝蔵、玉置浩二、トータス松本、馬場俊英らと音楽制作のパートナーとして数々の名曲を発表。言葉（歌詞）にこだわったプロデューススタイルでメッセージ性の強い作品を生み出し続けている。

これからの表現者をめざす若者達には日本という狭い中でなく、グローバルな視点で世界に活躍の場を広げて行ってほしいと思います。この学校から、北の大地から世界を目指しましょう！

Profile & Works

ふじわらいくろう先生
ポップスとクラシックの融合を得意とし、多くのアーティストへ楽曲を提供。国内外でのドラマ、映画、舞台の音楽制作・監督を務める。2009年には香港フィルムアワードにて「最優秀主題歌賞」など、栄誉ある賞を受賞。独自に企画したプロジェクト「シンフォニックA」では、中森明菜、YOSHIKI、絢香などのコンサートをプロデュース。「倉木麻衣Symphonic Collection」ではモスクワオーケストラとの完全コラボによる全編録音を敢行。同氏の2011〜2013年のコンサートをプロデュースし、音楽監督、指揮者、ピアニストとして参加。国内の若手演奏家を集めた「ミールストリングス」を主宰し、さまざまなアーティストのレコーディング、コンサートへ参加している。

僕は元々父の影響でトランペットをはじめました。でも兄がエレキベースを貰って、自分もやりたいからそれを取り合いっこしたりしてそこからエレキベースを始める様になりました。高校はニューヨークの音楽学校だったのでどんどんベースの方にのめりこんでいきました。日本に戻り様々な経験をして、ミュージシャンじゃなくても楽しむ事が出来る音楽を伝えたいと思うようになりました。僕と同じ音楽を思う存分学べる環境が日本にあるなんて驚きです。日本だけでなく、世界に羽ばたけるような音楽をここでたくさん磨いてほしいと思います。

Profile & Works

ひのけんじ先生
日本ジャズ界の大御所・日野皓正を父に持つ。7歳の時に家族とニューヨークに移り、現在「日野“JINO”賢二」の名称で日本を拠点に活動するミュージシャン。ベーシストのみにとどまらず音楽プロデューサー、ソングライター、アレンジャーとしても活躍。ミキサーとしての音作りの技術は同業者の間でも高い評価を得ている。2009年に日野と“Jeff Miyahara”が作・編曲した西野カナの楽曲『君に会いたくなるから』はアルバム『LOVE one.』からシングルカットされ、トータルで110万枚を越えるミリオンセラー。2014年5月21日に3枚目のリーダーＣＤ「Jino Jam」をキングレコードからリリースするなど幅広く活躍中。